日本には数多くのダムがあります。
ダムが好きな人は多く、そんな人のためにダムのそばの食堂ではダムカレーや、ダムカードというものが販売されているのをご存知ですか?
ダムの大きさはそれぞれ異なります。そのためダムの高さや深さ、貯水量などはさまざまなのです。
そこでここではダムの貯水率ランキングを、それぞれのダムの特徴とあわせてご紹介します。
徳山ダムは2008年に完成した岐阜県にあるダムです。
一級河川である木曽川水系の揖斐川の最上流部に建設されているものです。
ダムの貯水量は660,000,000m3。
多目的ダムとして作られたダムで水力発電所も併設しており、約153,000kwの電力を作る事ができます。
ちなみにダムの高さは日本第3位で、堤体積では日本第2位です。
ダムの形式はロックフィルダム。
ロックフィルダムとは岩石や土砂を積み上げて建設された形式のダムのことです。
右岸に洪水吐があり、非常用洪水吐が4門、その中央に常用洪水吐が2門、どれもラジアルゲートです。
ラジアルゲートとは表面が円弧状になっているもので、その曲線の中心が軸になっていて回転することで扉が開いたり閉まったりするようになっている構造のもので、ゲートとしては一般的なものです。
奥只見ダムは1960年に完成した新潟県と福島県の間にあるダムです。
一級河川の阿賀野川水系の只見川の最上流部に建設されたダムです。
ダムの貯水量は601,000,000m3。
ちなみにダムの高さは日本第5位です。
ダムの作りは重力式コンクリートダム。
名前の通りコンクリートを主要材料として作られたものです。
越後三山只見国定公園という山岳公園に指定されています。
ダムの下流に駐車場があり、駐車場からはダムの停滞を眺める事が出来ます。
駐車場から天端に100円の乗車料金でモノレールに乗って行く事が出来ます。
ちなみに歩いていく事も可能ですが、上り坂なので辛いかもしれません。
発電目的で作られたダムのため、そのPRもかねて奥只見電力館があり無料で見学する事が出来ます。
ただし、11月中旬から5月中旬までは休館なので注意してください。
田子倉ダムは奥只見ダム同様福島県にある1960年に完成したダムで、一級河川の阿賀野川水系の只見川に建設されているダムです。
要するに上流には奥只見ダムがあります。
ダムの貯水量は494,000,000m3。
堤高は145mあります。
発電用に作られたダムで、日本第2位の出力を誇っています。ちなみに1位は奥只見ダムです。
奥只見ダム同様越後三山只見国定公園に指定されています。
ダムの観光に力を入れている場所で、周辺にはお土産屋さんや飲食店、遊覧船などがあります。