水道水の仕組みを理解しよう!
水道水が出来るには「水源」「ダム」「取水」「導水」「浄水場」「配水池」「配水管」「給水管」「蛇口」といった流れを経て私たちの生活で利用することが出来ます。
水源…水源というのは雨や雪或いは、山や森などの地面にしみこみ、それらをダムへと貯める
ダム…水源から溜まっていった水をためておく場所であり、川に流す水を調節する
取水…水道水の原水となる川や水などを取水する所
導水…取水した水を浄水場まで送るもの
浄水場…導水で送られてきた取水をこの場所で様々な浄化処理を行う所
配水池…水道水を貯蔵しておく倉庫のような場所。水の使用量に応じて水量をコントロールする
配水管…配水池から水道水を送る管のこと
給水管…配水管で運ばれてきた水を各家庭に繋がっている配水管へと送る
まとめておくと、私たちが水道水を利用する為にはこのような仕組みが導入されています。
浄水場で水を綺麗にすることで飲めるようになっている
自然の浄化作用だけでは決して飲み水になることはありません。浄水場で様々な処理を行っていることによって「飲み水」として利用できるようになります。
浄水場では沈殿、ろ過、消毒、活性炭やオゾンなどによる浄化作業を行ったりしています。
水を飲む為には更に高度な処理を行っているエリアもあります(※都心、人口が多い場所など)
下水が綺麗に浄化されるためには?
下水というのはトイレを流した水、洗濯などの使用用水、入浴などで流した水、台所で使った水などを指します。このような水は下水道を通り、処理場に運ばれるのが通常の流れとなっています。
下水を綺麗にするためには、下水管を通り、処理場へ流れていきます。この処理場で汚れやゴミを消毒したのち、川や海に流されていきます。
ここでしっかりと汚れやゴミを取り除いておかないと、川や海を汚染してしまうことに繋がるので、丁寧に水の処理が行われます。
ただし、必ずしも全ての下水が処理場によって処理をされることではなく、そのケースは様々だということも理解しておきましょう。